直衣布袴(のうしほうこ)

直衣布袴

直衣布袴

直衣(のうし)の最も儀礼正しい着装方です。 直衣に 下襲、裾を付け、 指貫をはく構成です。
一日晴れの衣装です。

 
10世紀ごろに,高貴な方が、宴会などの私的な晴れの行事に、盛んに用いられてました。
源氏物語54帖の中の「花宴」帖で、光源氏が、桜の唐の綺の直衣に、葡萄(エビ)染の下襲を、長く引いた「大君姿」で登場する有名な場面が有名です。

平安時代だけでなく、室町時代の足利義持(4代将軍)は、特に臨んで、紅梅の直衣の直衣布袴を、着用しました。
紅梅直衣の文様は、梅の散花で、紫地の孔雀や、花が縫ってある平緒を使用したようです。

  1. 下袴をはく。
  2. 単を着る。
  3. 指貫(さしぬき)をはいて、
  4. 下襲(桃重ね、定家立涌)を着て、裾(桃重ね、定家立涌)を、つける。
  5. 直衣を、石帯で留めて、前をかいこむ。
  6. 冠をかぶる。
直衣布袴
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十二単を始めとする平安装束を体験して、当時の生活に思いを馳せる、そんな京都の思い出づくり